Mag-log in緊張するエリシアを後ろに引き連れ、夜の静寂の中、閉ざされた門へ向かう。
門兵たちは俺たちの気配に気づき、深々と頭を下げた。
「外に出たいのだが、良いか?」
「それは……無理です。」
即座に返ってきた断りの言葉。
「夜中に外へ出るのは危険です。どうか、お考え直しください。護衛の姿も見えませんし……。」
門兵たちの表情には、純粋な心配が見える。
まあ、当然だろう。 何かあれば「なぜ外へ出したんだ!」と責任を問われる立場だ。 それに、俺が貴族の令嬢を勝手に連れ出そうとしていると思われてもおかしくない。
しかし、それは許可を出した領主に、エリシアの両親の事情を知らないからこそだ。
「許可は下りてるぞ。」
門兵たちは疑わしそうな目で俺を見つめた。
だが、そのとき――
遅れて使用人が追いついてきた。
「許可は下りています。私が言伝の連絡役をしたので間違いありません。」
門兵たちは、使用人の言葉を聞くと互いに顔を見合わせる。
少しの間の後、門が静かに開かれた――。
門を抜けた瞬間、エリシアの緊張は驚きへと変わった。
目を輝かせながら、視線を遠くの繁華街へ向ける。
そこは、昼の整った町並みとは違い、夜独特の熱気に包まれていた。 酒を酌み交わし、笑い合う人々。 魔石の灯りが揺れながら、通りを照らしている。
しかし、路地裏へ入れば、一変する。 暗く、静かで、どこか危険な香りが漂っていた。
「……すごいです。わたし、夜の町をはじめてみました! わぁ……本当に夜に町に出れるなんて!」
興奮気味に言葉を紡ぐエリシア。
その無邪気な喜びが、まるで夜の光と混じり合うようだった。
俺を見つめる彼女の瞳は、期待に満ちていた。
本当に何も知らなかったんだな……。
この世界の広
ユウは国王から辺境伯の爵位を授かり、エドウィンの領地と森を与えられて新たな生活を始めた。 ユウとエリー、そして幼い嫁たちは町の屋敷で賑やかに暮らし、忙しくも幸福な日々を送っている。ユウの当初の目標――森で静かに過ごすこと――からは、少しどころか大きくかけ離れてしまった。しかし、それでも幸せに過ごせているため、彼の表情は満足げだった。 エリーとユナにレイと決めていた家を大きくするならば、各自の部屋は作らずにという思いも心変わりし個人の部屋を作ることになった。 暮らしは一変し、戸惑うことも多かった。だが、俺の強み——それは、優秀な嫁たち、それに俺を慕い共に生きることを誓ってくれた者たちだ。そのお陰で何とか楽しくやっていけそうだ。 エドウィンは今もなお、過去の誓いを律儀に守り、俺の世話をしながら手伝ってくれている。魔法による契約の影響もあるのだろうが、それだけではない。忙しい中でも時間を作り、訪ねてきてくれるのだから。 屋敷の敷地は広大で、その一角にユナとノアが趣味で畑を育て、競い合っている。 もともとは肉ばかりの食生活に健康面の不安を感じ、町へ行く回数を減らすために始めた家庭菜園だった。しかし、いつしか販売を目的とするようになった。 もっとも、今では金銭的にも困ることはなく、栄養面の問題もない。すっかり趣味として楽しんでいる。 ノアの能力には本当に助けられている。彼には魔石の純度を上げる力がある。 純度を高めることで魔力が増幅し、魔道具の性能が向上するだけでなく、魔石そのものの価値も格段に上昇する。 もっとも、悪用されては困るため、市場で販売することはしていない。 ノアは普段は真面目だが、素の彼女は――少しいたずらっ子だ。ユナに隠れて、こっそりとずるをしていることもある。 俺が頼んだ魔石の純度を上げる作業をお願いした時、ノアは「野菜の生育が向上する魔石を少し分けてくれるかー?」とお願いしてきたので、渡した。 しかし、後になって分かったのは――その魔石を使った理由だった。ノアはユナと勝負をしていたらし
そんなギャップが可愛く興奮する。「ゆっくりと挿れるな……」 「あうぅぅ……はい。どうぞ……あ、あぅぅ……あぁっ。んぅ……ユウ様が、入ってくきますわっ♡」 にゅ……ぷぅぅ……とゆっくりと、リリアのアソコの中で擦れて快感が伝わってくる。 「リリアは、気持ちいいか?」「……は、はいぃ。き、きもちぃ……♡ ユウ様と、また……繋がれましたぁ♡」「でも、次は……抱き合いながら……」リリアが残念そうな声を出して振り向いた。 そう言われても、ソファーじゃ……? 別に問題ないか。それは、次回に取っておこう……。うん。「また、次回の楽しみに取っておかないか?」「は、はいっ! 次回……絶対ですわよ。んふふっ♡」 にゅぷ……♡ にゅぷ……っ♡ と優しく、ゆっくりとリリアの中を味わうように動いた。「んぅ……んっ、はぁぁ、あぁぁ……♡ あぅぅ……気持ちいですわ。あぁんっ♡」「リリアは普段、わがままなお嬢様なのに、こういう時だけ大人しいんだな?」 「むぅぅ。違いますわ。ユウ様の前ですと……嫌われたくなくて、好かれたいのですわ! とっくに気づいてると思っていましたわ。ばかぁ。」 ぱちゅんっ! ぱちゅんっ♡ ぱちゅん……っ♡ と音を立て押し付けるように動かした。「あ、あ、あぁ、ん、激しいですわぁ……あ、や、やぁぁ、あぁぁっ♡
「で、でしたら……初めに言ってくれればよろしかったのにぃ……心配したではないですかぁ……」そう言う、リリアを抱き寄せた。ポスっと俺の胸に抱き着くようにバランスを崩して密着した。「ちょ、ちょっと……ユウ様ぁ……ダメですわ。両親もおりますのにっ。はぅぅ……」リリアは恥ずかしそうに俯きつつも、俺の腰に腕を回してしっかりと抱きしめていた。リリアの膨らみかけの柔らかな胸の感触、きれいな金髪が俺の頬に当たり良い香りがした。 俺も興奮して……息子が元気に。それに気づいたのか、俺に身体を押し付けるように、くいっくいっと腰を動かし息子を刺激してきた。「そんなことされたら、止まらなくなるぞ?」と、リリアの柔らかな唇に軽く唇を重ねた。「……そ、そんなことをしていませんわよぅ……気のせいですわ。ううぅぅ……」無意識だったらしく、顔を真っ赤にさせ俺の腰に回していた腕をプルプルと振るわせていた。 「俺の勘違いだったか。」と言うと、頭を縦にコクコクと必死に動かしていた。そんな可愛い仕草をしていたリリアのプルプルの頬に頬ずりをした。「……はぅぅ。それ、すきっ。ぞわぞわと……それに、ほわぁぁとしますわ。なんでしょうか、この気持ち。あぅぅ。それ、だめぇ……」 リリアの頬にキスをして、れろっと味見をするように舐めた。 舐められたリリアが反応し、体をビクッと震わせ必死にしがみついた。「ダメかー。だったら、お茶にするか?」意地悪を言った。「え? ……せっかく二人きりなのですわよ。その、お続けくださいっ! むぅぅ。……イヤじゃありませんわよぉ……ぅ。」リリアの後ろへ回り、後ろからお腹へ腕を回し抱きし
視察団の馬車が豪華な屋敷の前に到着すると、先頭の一台から優雅に降り立ったのは、深紅のドレスに身を包んだ少女だった。「遅いですわよ、アレックス! わたくしの靴に泥がつきそうだったじゃありませんの!」「し、失礼いたしました、お嬢様……!」 使用人の一人が慌てて靴を拭き取りにしゃがみこむと、リリアはふんっと鼻を鳴らして、さらに周囲に目を向けた。「それで、ユウ様はいずこにいらっしゃいますの? この視察、彼も同行していると聞きましたのよ?」「そ、それが……まだ屋敷には到着していないようで……」「はぁ!? わたくしが、わざわざお父様に頭を下げてまでこの視察に同行して差し上げたのに!? ユウ様がいないなんて——ありえませんわ!」 リリアはぐるぐるとドレスの裾を翻して庭園を歩き回る。立ち止まっては、使用人にぐいっと指を向ける。「ねえ、そこのあなた! わたくしの望みが何かわかります!?」「ゆ、ユウ様と会うこと……でしょうか……?」「正解ですわ! ですから、今すぐ彼の居場所を探してきなさい! その足でよ!」「は、はいっ!」 護衛騎士たちもその怒気に圧され、ぴしりと直立不動になっている。リリアは腕を組んで、苛立ちを隠そうともせずため息をつく。「まったく……どうしてこうも段取りが悪いのかしら。わたくしがこの国でいちばん可愛いと噂される令嬢だというのに、ユウ様はどうしてわたくしをすぐに探しに来ないのかしら……? ……いえ、待って。まさか、他の女の子と一緒だったり……?」 思わずそんな妄想に至ってしまい、リリアは自分で顔を真っ赤にする。「ううっ、そんなの絶対許しませんわよ……! 浮気なんて、そんなことしたら——ふん捕まえて問い詰
「エリーは領地経営や統治を知っているのか?」 ふと、エリーを頼るつもりで問いかけた。 すると――。「多少は心得があるだろうな。だが――もっと詳しい者がおると聞いたが?」 国王が静かにエドウィンへ視線を送る。 その言葉に、エドウィンは僅かに口元を緩めると、落ち着いた声で答えた。「確か――リリア様がユウ様へご執心との情報を得ていますが……」「リリア様は頭もよく、領地経営をお任せしてみてはいかがでしょうか。」 ――は? 俺は思わず眉をひそめる。 この世界では、男女関係なく当主になれる。 リリアは公爵家の一人娘であり、当主としての教育を受けている。 確かに領地経営には適任かもしれない。 だが――。 俺のこと、調べ上げすぎじゃないか? いや、それともリリア本人が話しているのか……? それよりも――リリアとの付き合いを国王にバラしていいのか!?「領地経営を任せる」 というのは、つまり 「結婚」 するということじゃないのか? 他領の領地経営をするとか、おかしすぎるだろ。 俺は思わず肩をすくめながら、軽く咳払いする。「ま、まあ、リリアとは仲良く……してるな。」「そういうことならば、相談してみるか。」 そして、ついでに後々面倒にならないよう、念のため聞いておく。「リリアとも結婚を考えているのだが、問題あるか?」 すると、エドウィンは僅かに頷き、静かに答えた。「平民や下級貴族における複数の婚姻は、養えるかどうかが重要な基準となります。」「その点でいえば――ユウ様には何の問題もありません。」「ですが、普通は上級の貴族間の権力バランスが崩れるなどの理由で、本来なら上級貴族は認められないもの……。」 エドウィンは淡々と続ける。
こういう話の場所って、苦手なんだよなぁ……。無意識にレオの頬をぷにぷにっと摘まんで気を紛らわせ、癒されていた。それも、国王の前で。 それを見た国王は、はぁぁ……とため息をつき、苦笑いをしただけだった。 ……ということは、国王公認か!?「その、ご結婚するにあたりですね、平民と結婚をするのは王国として認めるのは難しく、王族の威厳と立場の問題があります…… 王族は国を統治し、民を導く立場にあります。そのため、平民と結婚すると「身分を落とす」と見なされることがあり、王族の権威が揺らぐ可能性があります。 それに、結婚は単なる個人的な結びつきではなく、王国間の同盟や貴族間の権力バランスを調整する重要な手段でもあります。王族が平民と結婚すると、外交上の利益を得る機会を失う可能性があります。ですが、ユウ様と結婚は王国にとって大きな力となりえると判断しました。 ですので……猛獣の森から次々と湧き出る猛獣や魔獣――それらが王都や村、町へと侵入するのを防ぐため、ただひとり、戦い続けていた。 その剣は幾度となく血に染まり、その魔力は尽きることなく荒れ狂う獣を討ち続けた。 そして――ある日。 猛獣に襲われ、瀕死の王女を発見し迷うことなく、ユウ様は王女を救い出した。 その傷は深く、放っておけば命が尽きるのは明らかだった。すぐに手を尽くし、彼女を治療し、命を繋ぐ。その一瞬の決断が、王女を救った。 そして――この英雄的な行いこそが、爵位を授けられる理由となる。 王国を守るための戦い、王族の命を救った功績。これほどの偉業を成した者に、王国が報いないはずがない。 彼の力と意志こそが、王国を支える礎となるのだから――。」 「その功績を称え――ユウ殿に辺境伯の爵位を授けることとする。」国王の威厳ある声が部屋に響き渡る。 その眼差しは揺るぎなく、強い意志を秘めていた。 部屋の空気が静まり返る。王国の秩序